Coin-Parking Project

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敷地は若者文化の発信地である原宿表参道からわずかに入った場所にある。現在コインパーキングとして機能している。敷地脇の道は車は通らず、人や自転車が通る道である。原宿という都市に置いて路地とは重要なファクターである。原宿に置いて表参道を表、小道を裏とするのは適切ではない。小道、路地など普段大通りに追随して存在し、大通りとのヒエラルキーがあるが、この都市、原宿に置いてはヒエラルキーは無く、大通りと小道や路地は等価である。というのも、原宿に訪れる人は、多種多様でそれぞれの目的も多様であるし、必ずしも目的だけを求める訳ではない。彼らは目的とそこに至るまでの道を楽しむのである。ここでも表と裏というのは無いことが分かる。目的を楽しむことはもちろん、原宿を迷い、その迷いの中から楽しみを見出している。

また、現代コインパーキングは空いた土地を有効に利用する手段として用いられている。都市のバックヤードとして存在するコインパーキングをいかに都市に平行して存在しているプログラムとヒエラルキーの無いものとすることが必要である。