私たちが提案するのはウツボが並んでいるようなプランの家です。
このウツボたちにはそれぞれnLDKという形式化された機能が与えられます。しかしこのウツボたちは、この形式化された機能に依存することなくその体の形でスペースを作っていきます。
この細長いウツボたちは膨らんだり縮こまったりしています。あたかも隣のウツボの居場所をもらったり、あげたりしているように見えます。
もらったりあげたりというプランニングは、実際の住宅で壁の表裏を一体として相互に干渉し、依存しつつスペースを作っていきます。そうすることで、通り芯が身体を不自由にする壁としての在り方になることを防いでいます。
そうしてできたスペースは、常に境界を溶解し続けます。色々な場所で色々な活動が許容される自由な家となります。
1. Kitchen
2. Children’s room
3. Dining
4. Masterbedroom
5. Living
6. Bathroom,Lavatory