現在の公共建築は人の活動の気配が伝わりにくい箱型建築となっている。 そのため、利用者に入ってはいけないような気まずさを感じさせてしまう。 対して、ここでの提案は複数プログラムの混合した道型の公共建築である。 3つの「道」が互いのスペースを補完するように並列され、各「道」に挿入されているコアが採光や機能を補完する。 複数の「道」が相互に干渉し合い、コアが人工地盤上へアクティビティの気配を伝える。 どこにいても他者の活動の気配が感じられる開かれた公共建築。